上級者ほど「きれいなグリップ」をしていて、上級者ほど1打ごとにグリップに非常に気を使うということをご存知でしょうか。ここで言う「グリップ」は、部品としてのゴム製の「グリップ」ではなく、「ゴルフクラブの握り具合」という意味合いです。
ゴルフは凄い必然の科学現象です。直径4センチ余りのボールを100メートル以上も先の目標に向けて落とすのに、なま身の体が直接ボールに触れるのではなくて、あいだに道具を介して、しかもボールが放物線を描くのならまだしもスピンがかかって独特の球筋で飛ぶ球体が、時として非常に正確に目標の近くに落とせるということに、半ば奇跡だと驚嘆し、感慨を覚えるのは私だけではないでしょう。
その摩訶不思議な科学現象をコンスタントに起こすために、道具と人間の体をつなぐ唯一の「接点」であり影響力を行使できるただひとつの「インターフェース」が「グリップ」なのです。
つまり
スウィングのフォームも、ボールの位置も、体の向いている方向も それらに全身全霊を傾けて全部をいくら正しくやっても、たったひとつグリップが正確でなければ、ショットの結果は全く頼りにならないということです。
それくらい重要な「グリップ」なのですが、実は「グリップ」はプレーするその日その日によって、また コース上で構えてショットする度に、毎回微妙に違っていてとてもデリケートなもなのです。
毎回ショットする度に「いつも同じグリップをしている」と何の疑問を感じずにスタンスしてゴルフクラブを振っているのだとしたら、貴方は大変な「勘違い」をしています。1打ごとに微妙に狂うのがグリップなのです。スウィングフォームは非常に目に見えやすいのでブレに気づきやすいですが、「グリップ」もスウィングと同じかそれ以上にブレていると理解すべきです。
仮にプロのスウィングフォームのブレの度合いが毎回5%あるとして、グリップのブレが同じく5%だとしたら、ショットが成功する確率は95%の二乗で90%になります。われわれアマチュアではブレ度合いを仮に30%だとすると、成功確率は70%の二乗で49%となり、2回に1回はミスショットになるわけです。ですから安易にクラブを握るのではなくて、
もっと「グリップ」に、気を遣うべきです。解決方法として何よりも大事なのは、徹底して毎回同じグリップ(握り具合)になるよう努力するということです。その為には
3つのアクション項目が必要です。
ひとつ目は、
道具のチェックです。使っているゴルフクラブのグリップ(ゴム製の部品)が全部同じ挿され方をしているかチェックしてみてください。最近はバックラインの無いものが流行りですが、バックライン入りのものは挿し方のブレがそのまま球筋のブレにつながります。
だいたい工場出荷時点でクラブごとに少しずつズレて挿されているものです。グリップエンドから見て、ブランドの見え方で全部のクラブをチェックしてみてください。
実は外見だけでは必ずしも信用が出来ません。シャフトの太さやグリップの厚み、グリップを挿した際の両面テープの巻き方で微妙に握り具合が違いますので、同じように握ってみてフェース面の向いている違いをよくチェックすることです。
工房に持ち込むと溶剤を注射器で注入して簡単に調整してくれます。スウィングが上達するにつれて、少しずつウィーク(開き気味)に変えてもらうのがいいですが、これをライ角とロフトの調整と組合わせて調整すべきです。この件については、改めて後日触れることにします。
二つ目のアクション項目は、セットアップする際
「ゴルフクラブをかまえる」定義は「●●を固めること」と理解して、
毎回徹底して同じルーティンで同じ●●り方をするように非常に気を遣うということです。スタンスして少しでもグリップに違和感があれば、ルーティンを最初からやり直すべきです。ルーティンは練習場で固めるといいです。(
3月5日のブログに書いたとおり)
3つ目のアクション項目は「
グリップを固定する」ですが、これは一般に「
●●と▲▲を一体化する」とか「●とクラブとの一体感を持つ」とか言われることです。
詳しくは
3月1日のブログに書きましたので、ご参照下さい。
また、
極端なフックグリップでは決して上達しません。「上級者ほどきれいなグリップをしている」の裏返しで、実際に極端なフックグリップで上手な人を見たことがありません。見ていると極端なフックグリップの人は、スライス防止を目指していて、それでもスライスが止まらない人が多いですね。それは左手首がグラグラで甲側に折れている上に、右手による手打ちをしているからです。左手首が決して甲側に折れないように固めて左腕主導で振り抜けば、簡単にスライスが止まります。スクエアグリップを理想として、スクエアスイングで真っ直ぐ飛ばしましょう。
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